トリガーは非常に便利な機能ですが、同時にプロトコル・デコード機能も利用することで更にデバッグがやり易くなります。
下記のアイコンをクリックすると右側にプロトコル選択画面が表示されます。
今回はSPIをデバッグしているので検索から表示されるSPIをダブルクリックします。
プローブの下にデコードプローブが表示されます。
SPIをクリックしてCLKとMOSIのプローブを指定します。
他にもクロック極性やビットオーダーなども指定できます。
次にトリガーの設定ですが、クロックの立ち下がりから観測したいのでD0をクリックしてトリガータイミングを設定します。
このまま実行しても良いのですが、立ち下がりの少し前から観測したいのでプレ観測時間を指定します。
全体の観測時間が250msecなので、1%で2.5msec前から観測されるようになります。
「Run」をクリックすると観測開始となります。
D0の右側に立ち下がりのトリガーアイコンが表示されています。
ボード上のSPI通信を開始して観測することができました。
SPIのデコード値も意図した値でした。
クロックの立ち下がり前の2.5msec間も観測されています。
[参考記事]