激安USBロジアナで遊ぶ (1) - SetUp
せっかくのGWですが、今年は前代未聞のGW。
ステイホームで何して遊ぼうかと迷うところです。
そんななか、Amazonでオシロスコープを検索した影響なのか、あなたにオススメにUSBロジックアナライザが出てきました。
1,280円の激安品です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01N0KMLHX/
レビューを見てみると、マニュアルなどは一切付属しておらず、購入した方々が独自に調査した使用方法を投稿してくれています。
そしてその情報が商品説明欄にも(笑)
ちょうど買う物があったので一緒に購入してみました。
こんな状況でも届けてくれる宅配業者さんには本当に感謝です。
届いたパッケージの中には本体と、MiniUSBケーブル、10ピンのリボンケーブルのみが入っていました。
さっそく「お客さんから頂いたアドバイス」を参考に(笑)セットアップを開始してみます。
Sigrokのサイトよりダウンロードを行います。
https://sigrok.org/
Windows10の64bitを使用しているので64bit版をダウンロードしてインストールを行いました。
インストール完了後、PCとロジアナ本体をUSBで接続して、スタートメニューより「Zadig (PulseView)」をクリックします。
「Install Driver」をクリックしてドライバのインストールを行います。
ドライバのインストール完了後、スタートメニューより「PulseView」をクリックします。
PulseViewが起動しますので、セットアップアイコンをクリックします。
デフォルトで言語が「German」になっているので「English」に変更します。
再起動後に有効になるので、一度終了させてから再度起動します。
「Saleae Logic」をクリックしてロジアナを認識させます。
「fx2lafw」を選択して「Scan for devices ...」をクリックして「Step 4」に「Saleae Logic with 8 channels」が表示されれば成功ですので「OK」をクリックします。
たまに認識されない時がありましたが、何度かケーブルを抜き差ししながら繰り返したら認識されました。
観測は、SPI通信のSCKとMOSIの2線で試してみました。
ボード上のSPI_SCK、SPI_MOSI、GNDにそれぞれ、CH0、CH2、GNDを接続しました。
PWRマークとLEDが若干ずれているのはご愛敬(笑)
PulseViewのプローブのアイコンをクリックして、D0、D2以外は未使用なのでチェックを外します。
700KHzのSPI通信を観測したいので、サンプリングレートを「4MHz」にしました。
左側の「1M samples」はサンプリング回数なので、
250nsec(4MHz) x 1,000,000 = 250msec
となるので250msec間観測できることになります。
左上の「Run」をクリックすると観測が開始されます。
マウスのホイールや、プラス・マイナスアイコンで拡大縮小を行えます。
丸い点がサンプリングポイントなので、250nsec毎にサンプリングされています。
トリガーの掛け方などは次回以降にご紹介しますが、ここまでだけでも十分値段以上の働きで気に入りました。